日本の神社格式ランキング 社格・二十二社
日本のパワースポット神社は関西にあり
神社の格式
神社の格式のことを「社格(しゃかく)」といい、祭祀(さいし)と政治とが一元化した「祭政一致(さいせいいっち)」により、
朝廷により定められた制度のことを言います。
第二次世界大戦前までは、神社ごとに社格が決められており、神社が格付けされていたのです。
ただ、「社格」は第二次世界大戦後、GHQによる神道指令によって廃止されました。
現在の社格は「近代社格制度(きんだいしゃかくせいど)」と呼ばれ、
明治維新以降、「延喜式(えんぎしき)」に沿って、新たに神社を等級化した制度です。
※延喜式とは、平安時代中期に編纂(へんさん)された古代法典で、律令の施行細則を集大成した格式です。
醍醐天皇の命により藤原時平らが編纂を開始し、藤原忠平らが編纂を続け、927年(延長5年)に完成しました。
その後、改訂を重ね、967年(康保4年)より施行されました。
延喜式は、宮中における年中行事や制度などを集大成した事務規定であり、古代史の研究のうえで重視されています。
今回はそんな社格が廃止される前に存在した神社の社格「二十二社」をご紹介します。
幻の社格「二十二社」
二十二社(にじゅうにしゃ)は、平安時代に朝廷から奉幣使が立った22の神社の総称で、神社の社格制度のひとつでした。
国家の重大事や天変地異の際に朝廷から特別の奉幣を受け、当時は最高の社格とされていました。
なお、戦後、社格制度の廃止とともに二十二社も廃止されたため、現代では存在しない幻の社格となっています。
二十二社は、白河天皇の治世、永保元年(1081年)に制度として確立されました。
白河天皇の治世とは、平安時代後期の天皇である白河天皇が、天皇の位を譲位して上皇となり、院政を行った時代です。
院政とは、譲位した天皇が上皇として政治を行う形態で、白河天皇は3代にわたって院政を行いました。
『二十一社記』のなかで二十二社の成立について、皇城鎮守神として二十二社を定め置き、諸国までは遼遠なので臨時の祈祷等は二十二社に奉幣したのだと述べています。
二十二社は主に畿内の神社が選ばているのが特徴です。
なお、二十二社は「上七社」、「中七社」、「下八社」に分類されます。
| 社格 | 記載社名 | 社名 | 所在地 | 式内社社格 | 近代社格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 上七社 | 太神宮 | 神宮(伊勢神宮) | 三重県伊勢市 | 大 | 神宮 |
| 上七社 | 石清水 | 石清水八幡宮 | 京都府八幡市 | 国史 | 官大 |
| 上七社 | 賀茂 | 上賀茂神社、下鴨神社 | 京都府京都市 | 名神大 | 官大 |
| 上七社 | 松尾 | 松尾大社 | 京都府京都市西京区 | 名神大 | 官大 |
| 上七社 | 平埜 | 平野神社 | 京都府京都市北区 | 名神大 | 官大 |
| 上七社 | 稲荷 | 伏見稲荷大社 | 京都府京都市伏見区 | 名神大 | 官大 |
| 上七社 | 春日 | 春日大社 | 奈良県奈良市 | 名神大 | 官大 |
| 中七社 | 大原野 | 大原野神社 | 京都府京都市西京区 | 国史 | 官中 |
| 中七社 | 大神 | 大神神社 | 奈良県桜井市 | 名神大 | 官大 |
| 中七社 | 石上 | 石上神宮 | 奈良県天理市 | 名神大 | 官大 |
| 中七社 | 大和 | 大和神社 | 奈良県天理市 | 名神大 | 官大 |
| 中七社 | 廣瀬 | 廣瀬大社 | 奈良県北葛城郡 | 名神大 | 官大 |
| 中七社 | 龍田 | 龍田大社 | 奈良県生駒郡 | 名神大 | 官大 |
| 中七社 | 住吉 | 住吉大社 | 大阪府大阪市住吉区 | 名神大 | 官大 |
| 下八社 | 日吉 | 日吉大社 | 滋賀県大津市 | 名神大 | 官大 |
| 下八社 | 梅宮 | 梅宮大社 | 京都府京都市右京区 | 名神大 | 官中 |
| 下八社 | 吉田 | 吉田神社 | 京都府京都市左京区 | 式外 | 官中 |
| 下八社 | 廣田 | 廣田神社 | 兵庫県西宮市 | 名神大 | 官大 |
| 下八社 | 祇園 | 八坂神社 | 京都府京都市東山区 | 式外 | 官大 |
| 下八社 | 北野 | 北野天満宮 | 京都府京都市上京区 | 式外 | 官中 |
| 下八社 | 丹生 | 丹生川上神社、上社、下社 | 奈良県吉野郡 | 名神大 | 官大 |
| 下八社 | 貴布禰 | 貴船神社 | 京都府京都市左京区 | 名神大 | 官中 |
上七社
神社二十二社における上七社
上七社 1、伊勢神宮(太神宮)
住所:〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1 →Google Map
伊勢神宮(いせじんぐう)は、三重県伊勢市にある神社で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と豊受大御神(とようけのおおみかみ)という2柱の神様がお祀られています。
天照大御神は日本神話に登場する太陽神で、皇室の祖神です。伊勢神宮(内宮)に祀られており、日本人の総氏神ともいわれています。
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が左目を洗ったときに誕生しました。
太陽、光、慈愛、真実、秩序を象徴する神であり、八百万の神々の中でも最も強く尊い神であることから
日本で最も格式の高い神社とも言われています。
伊勢神宮に夫婦や男女のカップルで参拝することはタブーと言われることがあります。
男女で仲良く参拝すると天照大御神が嫉妬して災厄をもたらすとされていますがそれは誤った情報です。
そんな小さな心の神ではありません。気をつけることがあるとすれば、外宮→内宮の順に参拝、
神域内では飲食・喫煙が禁止されていますので前もって水分補給をすることです(神域内に休憩所あり)。
ペッドの散歩も禁止されています。
ご利益:「強い開運」や「厄除け」が特にご利益あり。その他、漁業や農業などの産業振興。
上七社 2、石清水八幡宮(石清水)
住所:〒614-8005 京都府八幡市八幡高坊30 →Google Map
石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)は、京都府八幡市にある神社で、日本と皇室の守護神である八幡大神(はちまんおおかみ)を祀っています。
八幡大神は、第15代天皇である応神天皇のご神霊とされていて、多くの武将から崇敬されたことからもわかるように、勝負運の御神徳はよく知られています。
石清水八幡宮は、大分県宇佐市の「宇佐神宮」、福岡県福岡市の「筥崎宮(はこざきぐう)」と合わせて「日本三大八幡」と呼びます。
石清水八幡宮は、八幡大神、その母である神功皇后、海にまつわる女神である比咩大神の3柱で構成されています。
石清水八幡宮の歴史は、平安時代初期の859年(貞観元年)にさかのぼります。
南都大安寺の僧・行教が宇佐八幡宮で八幡大神の御託宣を受け、男山に御神霊を奉安したことが始まりとされています。
石清水八幡宮は、厄除けのパワースポットとしても名高く、国家鎮護の社として皇室の崇敬を集めてきました。
神苑の枝垂れ桜の老木は圧巻。春には「男山桜まつり」が開催されますので、ぜひ参拝してみてください。
ご利益:厄除け、開運、必勝、方除け、災難除け、国家鎮護、心願成就、学業成就、交通安全、 安産
上七社 3、上賀茂神社(賀茂)
住所:〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339 →Google Map
上賀茂神社(かみがもじんじゃ)は、京都府京都市北区にある神社で、御祭神は、賀茂別雷大神(かもわけいかづちおおかみ)です。
雷を別けるほど強い力を持つ神様で、厄除けや災難除け、開運、必勝などの御神徳があるとされています。
上賀茂神社の正式名称は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」ですが、賀茂川の上流にあることから呼ばれる「上賀茂神社」の呼び名の方がよく知られています。
賀茂別雷大神の由来は、神代の時代に天上で雷鳴が轟き、丹塗矢が降ってきたという神話です。この矢は、大山咋神(おほやまくいのかみ)または火雷神(ほのいかづちのかみ)の
力によるものとされています。
別雷神とは、雷の神様「雷神(らいじん)」とは異なり、「雷を別けるほどに強い力を持つ神」という意であり、古来より厄除・災難除け・必勝の神として信仰されています。
上賀茂神社の境内全域が世界遺産「古都京都の文化財」の1つに登録されており、国宝2棟、重要文化財41棟を有します。
ご利益:厄除け、災難除け、開運、必勝
上七社 3、下鴨神社(賀茂)
住所:〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59 →Google Map
下鴨神社(しもがもじんじゃ)は、京都府京都市左京区にある神社で、御祭神は、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、玉依媛命(たまよりひめのみこと)、
瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)です。
下鴨神社の正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」ですが、賀茂川の下流にあることから呼ばれる「下鴨神社」の呼び名の方がよく知られています。
下鴨神社の御祭神である「賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)」は、賀茂氏族の祖神で、神武天皇の東征の際に八咫烏(やたがらす)の姿に変身して天皇を導いたとされています。
世界遺産「古都京都の文化財」の1つに登録されており、京都でも有数のパワースポットとして有名です。
なお、二十二社 上七社においては、「上賀茂神社」と「下鴨神社」をあわせ「賀茂」として、一宮「山城国」として記載されていました。
ご利益:縁結び、安産、育児、学業、長寿、美容、子宝、交通安全
上七社 4、松尾大社(松尾)
住所:〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3 →Google Map
松尾大社(まつのおたいしゃ)は、京都府京都市西京区にある神社で、御祭神は、大山咋神(おおやまくいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀る神社で、
酒の神様として知られています。
大山咋神は農耕信仰の守護神で、松尾山の磐座に宿るとされており、「醸造祖神(じょうぞうそしん)」として崇められ、平安時代以来、
お酒をはじめ味噌や醤油、お酢など醸造に関わる方から篤く信仰されています。
また、平安京では皇城鎮護の社として、「賀茂の厳神、松尾の猛霊」と並び称されました。
松尾大社は平安遷都以前の飛鳥時代に創建された京都最古の神社のひとつで、本殿や神像などが国の重要文化財に指定されています。
また、松尾大社随一のパワースポット「霊亀の滝(れいきのたき)」は、水量は多くありませんが、とても神々しい雰囲気が魅力です。
ご利益:開拓・治水・土木・建築・商業・文化・寿命・交通・安産
上七社 5、平野神社(平埜)
住所:〒603-8322 京都府京都市北区平野宮本町1 →Google Map
平野神社(ひらのじんじゃ)は、京都府京都市北区にある神社で、今木皇大神(いまきすめおおかみ)、久度大神(くどのおおかみ)、古開大神(ふるあきのおおかみ)、
比売大神(ひめのおおかみ)の4座の神が祀られています。
主祭神である今木皇大神は、桓武天皇の母である高野新笠の祖神として祀られ、源気新生や活力生成の神として崇敬されています。
平野神社は、794年の平安京遷都の際に平城京から遷座したとされる神社で、社格が高く、本殿は重要文化財に指定されています。
京都随一の桜の名所であり、春になると京都の内外問わず多くの参拝客の方々で賑わいます。
ご利益:総合運、全体運、諸願成就、出世開運、安産祈願、病気平癒、厄除け、交通安全
上七社 6、伏見稲荷大社(稲荷)
住所:〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町68 →Google Map
伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は、京都府京都市伏見区にある神社で、主祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)です。
稲荷大神(うかのみたまのかみ)は、稲を象徴する穀霊神であり、五穀をはじめとする食物や生命の根源を司る神様です。
稲荷大神のご神名は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で、「ウカ」には「貴い食物」という意味があります。
稲荷大神の信仰は、渡来系の秦氏が氏神として奉っていたものが日本に伝わって土着の神道と融合したことに由来しています。
伏見稲荷大社は、奈良時代に創建された全国の稲荷神社の総本宮で、パワースポットとしても有名です。
稲荷信仰の中心の場所として、親しみを込めて”お稲荷さん”とも呼ばれています。
伏見稲荷大社の最大の見どころといえば、朱塗りの鳥居がズラリと連なる「千本鳥居」は、圧巻の光景です。
ご利益:五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、安産、万病平癒、学業成就、諸願成就、交通安全、 芸能上達
上七社 7、春日大社(春日)
住所:〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160 →Google Map
春日大社(かすがたいしゃ)は奈良県奈良市にある神社で、全国に約1,000社ある春日神社の総本社です。
ユネスコの世界遺産「古都奈良の文化財」に登録されています。
春日大社の御祭神は、武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、姫大神(ひめのおおかみ)の4柱です。
総称して春日皇大神と呼ばれています。
春日大社の歴史は、奈良時代の初頭にさかのぼり、社伝によると768年に創建されたとされています。
927年(延長5年)に「延喜式神名帳」に「大和国添上郡 春日祭神四座」と記され、名神大社に列せられました。
春日大社は、奈良県の初詣人気ランキングで常に1位になるくらい人気のある初詣スポットとして有名です。
また、まだまだ知名度は低いですが、春日大社の摂社である若宮神社の例祭である「春日若宮おん祭(かすがわかみやおんまつり)」も注目です。
平安末期の保延2年(1136年)に始まり、1日24時間にわたって神事芸能が奉納されます。毎年12月中旬に執り行われまのでタイミングが合えば行ってみて下さい。
奈良公園周辺と興福寺周辺に多数の屋台と露店が出店します。
春日大社は本殿の参拝はもちろんですが、境内南側にある若宮社と周辺の神社を巡礼する参拝ルート「若宮十五社めぐり」も人気です。
若宮十五社めぐりを希望する場合は、夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)で受付を済ませ、玉串札を受け取ります。玉串札を各神社や遥拝所に納め、祈願を行います。
若宮十五社には、三輪神社、兵主神社、南宮神社、広瀬神社、葛城神社、三十八所神社、佐良気神社、宗像神社、紀伊神社、金龍神社などがあります。
ご夫婦で大國様をお祀りしている神社で、夫婦円満・家内安全・縁結びを願う方がたくさん訪れています。
また、第14番納札社である「金龍神社(きんりゅうじんじゃ)」は開運財運をお守りくださる神様で、パワースポット・金運アップを願う参拝者に人気です。
ご利益:家内安全、安産、病気平癒、身体健全、縁結び、夫婦円満
中七社
神社二十二社における中七社
中七社 1、大原野神社(大原野)
住所:〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町1152 →Google Map
大原野神社(おおはらのじんじゃ)は、京都府京都市西京区にある神社で、主祭神は、建御賀豆智命(たけみかづちのみこと)、伊波比主命(いわいぬしのみこと)、
天之子八根命(あめのこやねのみこと)、比咩大神(ひめのおおかみ)です。
建御賀豆智命(たけみかづちのみこと)は、日本神話に登場する剣神で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が火神カグツチを斬った際に剣に付着した血から生まれた神とされています。
建御賀豆智命は、武甕槌神(たけみかづちのかみ)とも呼ばれている他、雷神としても知られています。
大原野神社は、奈良の春日大社から勧請された神社で、「京春日(きょうかすが)」とも呼ばれ、
奈良を思わせる狛鹿や鹿の手水舎、四季折々の風景の他、参道の東側にある「鯉沢の池」は、
平安時代に文徳天皇が奈良の猿沢池を模して造営されたと伝えられる池泉回遊式庭園になります。
また、大原野神社は、紫式部の氏神社としても知られています。
ご利益:良縁、夫婦円満、女性守護、玉の輿
中七社 2、大神神社(大神)
住所:〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422 →Google Map
大神神社(おおみわじんじゃ)は、奈良県桜井市にある神社で、日本最古の神社といわれています。
ご神体は三輪山そのもので本殿はなく拝殿から三ツ鳥居を通して山に向かって拝みます。
三輪山は日本神話に登場する国を開いた大物主大神(おおものぬしのかみ)が御魂(みたま)を留めたという霊山であり、
大物主大神は大神神社の祭神です。
大物主大神は蛇神に姿を変えられた伝承が『日本書紀』などに記されていますが、
大神神社でも大物主大神を蛇の姿で信仰しており、蛇は「巳(みー)さん」と呼ばれています。
「神の宿る山」として崇められてきた聖地であり「パワースポット」として有名です。
摂社の「薬井戸」には、三輪山を水源とする湧き水が湧き出ており、古くから「くすり水」として信仰されてきました。
なお大神神社に祀る「大物主大神」と出雲大社に祀る「大国主神」は同一です。
大物主大神は他にも「大己貴神(おおなむちのかみ)」、「大物主神(おおものぬしのかみ)」、「八千矛神(やちほこのかみ)」、「大国魂神(おおくにたまのかみ)」、「顕国魂神(うつしくにたまのかみ)
など多くの御神名があります。
大神神社のタブーは古代の形式を残している神社であり
拝殿の奥が禁足地として普段は神職さえ足を踏み入れない神聖な場所とされているため勝手に入ってはいけません。
ご利益:縁結び、国造り、産業開発、交通、航海、治病、造酒、製薬、方除(ほうよけ)、病気治癒
中七社 3、石上神宮(石上)
住所:〒632-0014 奈良県天理市布留町384 →Google Map
石上神宮(いそのかみじんぐう)は奈良県天理市にある神社で、日本最古の神社のひとつで、日本書紀説で三大神宮とされています。
主祭神は、猿田彦神(さるたひこのかみ)で、
底筒男神(そこつつのおのかみ)をはじめとする5神を、配祀神としておまつりしています。
神武天皇が九州から大和に向かう途中、熊野にて遭難されたとき、高天原から下された神剣「ふつのみたま」を天皇に捧げた、
高倉下命(たかくらじのみこと)をおまつりしています。
石上神宮の境内には、樹齢300年を越える高さ30m 前後の杉が数本あり、万葉の時代より「石上布留の神杉(いそのかみふるのかむすぎ)」と詠われ、信仰の対象となっています。
また、境内に入ると、約30羽の色とりどりの鶏が迎えてくれます。
ニワトリは古く『古事記』『日本書紀』にも登場し、暁に時を告げる鳥として神聖視され、神様のお使いとされています。
石上神宮は、あらゆる願いを叶えるとされる百事成就のご利益もあるとされているので、仕事から家庭、勉強、開運と幅広く祈願するのも良いでしょう。
ご利益:健康長寿・病気平癒・除災招福
中七社 4、大和神社(大和)
住所:〒632-0057 奈良県天理市新泉町306 →Google Map
大和神社(おおやまとじんじゃ)は、奈良県天理市にある神社で、祭神は、日本大国魂大神(やまとおおくにたまのおおかみ)です。
日本大国魂大神は、国土の守護神として祀られる神様で、大国主神と同神とする説や、大和国の地主神とする説があります。
日本大国魂大神に関する信仰は、古代日本人が国や島を人格的なものと考え、一定の区域内にはそれぞれの国魂が内在すると考えたことに由来しています。
大和神社は、第二次世界大戦当時、世界最大の戦艦を日本が建造した「戦艦大和」の守護神とされていました。
海軍は艦名を伏せて、縁のある画題で大和神社の御分霊を祀りたいと奈良県へ発注し、祭神の分霊が「艦内神社」として祀られていました。
大和神社には、司令長官伊藤整一命ほか2,736名の方々の御柱及び巡洋艦・駆逐艦の英霊985名の御柱は「祖霊社」に祀られています。
大和神社の第一鳥居から第二鳥居まで約250mありますが、これは戦艦大和の大きさとほぼ同じ長さです。
ご利益:開運招福、学業成就、家内安全、交通安全、厄除け、災難除け、国家安泰
中七社 5、廣瀬大社(廣瀬)
住所:〒636-0051 奈良県北葛城郡河合町川合99 →Google Map
廣瀬大社(ひろせたいしゃ)は、奈良県北葛城郡にある神社で、祭神は、大忌神の異名を持つ若宇加能売命(わかうかのめのみこと)です。
若宇加能売命は、農業主宰の大霊神で、山谷の悪水を良水に変え、河川の氾濫を防ぐ神(大和川の水神)として知られています。
五穀豊穣や家内安全、水難鎮護などの御神徳があるとされています。
境内は樹木に覆われており、一の鳥居から二の鳥居へと続く長い参道があります。
神域の空気や鳥の声、木々が風に揺れる音を感じながらお参りすることができます。
五穀豊穣を願って行なわれる「砂かけ祭」には、1,300年以上の歴史があります。
ご利益:家内安全、身体健康、商売繁盛、厄除開運、交通安全
中七社 6、龍田大社(龍田)
住所:〒636-0822 奈良県生駒郡三郷町立野南1丁目29-1 →Google Map
龍田大社(たつたたいしゃ)は、奈良県生駒郡にある神社で、「龍田風神」と呼ばれる風の神を祀る式内社です。
風を司る天御柱大神と国御柱大神を祀ったところ、五穀豊穣になったと伝えられています。
天地宇宙の万物生成の中心となる「気」で守護(まも)る幅広いお力のある神様です。
その歴史は長く、『日本書紀』天武天皇4年に「風の神を龍田の立野に祀らしむ」とあるのが初見となります。
また、楓は文字通り「木」偏に「風」と書き、陰陽五行では風の神様は木気にあたることを示しています。
信貴山の東南麓、大和川近くにある龍田大社は「風の神」を祀り、同じく大和川沿いにある水の神・廣瀬大社とともに、古くより崇敬されてきた神社です。
パワースポットとしてはもちろん、秋にはカエデやモミジが真っ赤に染まり、紅葉の名所としても知られています。
ご利益:五穀豊穣、航海安全、厄除け、家相除け
中七社 7、住吉大社(住吉)
住所:〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89 →Google Map
住吉大社(すみよしたいしゃ)は、大阪府大阪市住吉区にある神社で、祭神は、神道で最も重要な『祓(はらえ)』を司る「住吉大神(すみよしのおおかみ)」、海の神である「筒男三神」、そして「神功皇后」です。
住吉大神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらい)の際に海の中から生まれた、
底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の三神を総称した神様です。
住吉大社は、全国に約2300社ある住吉神社の総本社で、日本の神道において重要な位置を占め、歴史と文化的意義が深い神社です。
住吉大社は、国宝に指定された4つの本宮が並んでいるのが特徴です。
4つの本宮の祭神、第一本宮:底筒男命(そこつつのおのみこと)、第二本宮:中筒男命(なかつつのおのみこと)、第三本宮:表筒男命(うわつつのおのみこと)、
第四本宮:息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)または神功皇后(じんぐうこうごう)です。
本殿はすべて西(大阪湾)向き、第一本宮から第三本宮までは直列、第四本宮と第三本宮は並列に配置され、全国的にも珍しい建築配置です。
住吉大社は、関西で最も初詣の参拝客が多い神社で、日本全国ランキングでも10位以内に入る人気の神社です。
住吉大社には、国宝に指定されている本殿以外にも、美しいアーチの反橋(そりはし)、願いごとが叶うかどうかを占う「おもかる石」、
自分で作る「五大力の石守り」など、願かけで知られる関西随一のパワースポットとしても有名です。
ご利益:開運、金運、商売繁盛、縁結び、子宝、家内安全、恋愛成就
下八社
神社二十二社における下八社
下八社 1、日吉大社(日吉)
住所:〒520-0113 滋賀県大津市坂本5丁目1-1 →Google Map
日吉大社(ひよしたいしゃ)は、滋賀県大津市にある神社で、御祭神は、天台宗の護法神である大己貴神(おおなむちのかみ)と大山咋神(おおやまくいのかみ)です。
大己貴神は、日本神話に登場する大国主命(おおくにぬしのみこと)の異称であり、『風土記』『万葉集』などでは、短小でわんぱくな性格が描かれています。
大国主命は、出雲大社の祭神で、出雲神話の中心的な神様として知られています。
日吉大社は神代の昔より比叡山の麓に鎮座する全国に約3800社ある日吉・日枝・山王神社の総本宮です。
社名の「日吉」は、かつては「ひえ」と読まれていましたが、第二次世界大戦後は「ひよし」が正式の読みとなりました。
西本宮と東本宮を中心とする広大な境内には、常に清らかな水音が響いており、その大部分が国の史跡に指定されています。
日吉大社で毎年4月に行われる「山王祭」は湖国三大祭のひとつで、仕事運アップを願う参拝者で賑わいます。
また、日吉大社はパワースポットとして人気なだけでなく、境内には約3,000本の紅葉があり、関西屈指の紅葉の名所としても有名で、秋には多くの参拝客で賑わいます。
ご利益:方除け・厄除け・縁結び・家内安全・夫婦和合・商売繁盛
下八社 2、梅宮大社(梅宮)
住所:〒615-0921 京都府京都市右京区梅津フケノ川町30 →Google Map
梅宮大社(うめのみやたいしゃ)は、京都府京都市右京区にある神社で、御祭神は、酒解神(さかとけのかみ)、大若子神(おおくわこのかみ)、小若子神(こくわこのかみ)、
酒解子神(さかとけこのかみ)です。また、相殿には、橘清友公(たちばなきよもとこう)、橘嘉智子(たちばなのかちこ)、嵯峨天皇(さがてんのう)、
仁明天皇(にんみょうてんのう)が祀られています。
酒解神(さかとけのかみ)は、大山祇神(おおやまずみのかみ)とも呼ばれ、日本神話に登場する山の神で、山岳丘陵の守護神として信仰されています。
また、水の神や海の神、酒造の神、農耕の神、出産の神など、さまざまな側面を持つ神様として知られています。
楼門や境内には酒造関係者から奉納された酒樽が並べられるなど、特に酒造家から尊崇される酒の神様として知られています。
梅宮大社は庭園が見どころです。美しい檜皮葺きの本殿裏にある回遊式神苑は、梅、八重桜、霧島つつじ、かきつばた、花しょうぶ、あじさいなど次々に咲く季節の花に彩られます。
ご利益:酒造守護、子授け・安産守護、学業成就守護、縁結び、 音楽芸能
下八社 3、吉田神社(吉田)
住所:〒606-8311 京都府京都市左京区吉田神楽岡町30 →Google Map
吉田神社(よしだじんじゃ)は、京都府京都市左京区にある神社で、健御賀豆知命(たけみかづちのみこと)、伊波比主命(いはいぬしのみこと)、
天之子八根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)です。
建御賀豆命と伊波比主命は、さまざまな災難から逃れて幸福を勝ち取る厄除け・開運の神様です。
吉田神社は、貞観元年に中納言 藤原山蔭(やまかげ)が、 奈良の春日大社4柱の神を勧請(かんじょう:呼び寄せること)して吉田山にお祀りしたのが吉田神社の始まり とされています。
吉田神社は藤原氏の守り神として山蔭が創建しましたが、吉田山は京都御所から見ると鬼門(きもん:東北の位置)にあたることから、 都の守護をするという役目も持っていました。
吉田神社は節分厄除け詣りの発祥の社として知られ、例年2月2日~4日に行われる『節分祭』は全国的にも有名です。 室町時代から続く伝統のあるお祭りで、期間中には大勢の参拝客が訪れます。
ご利益:厄除け、開運、家内安全、学業成就、安産、合格祈願、病気平癒、身体健康
下八社 4、廣田神社(廣田)
住所:〒662-0867 兵庫県西宮市大社町7番7号 →Google Map
廣田神社(ひろたじんじゃ)は、兵庫県西宮市にある神社で、御祭神は天照大御神荒御魂(あまてらすおおみかみあらみたま)です。
天照大御神は八百万の神々の中で最高至貴とされる大御神で、国民生活の祖神、皇室の御遠祖、日本国民すべての大祖神とされています。
廣田神社(広田神社)は西宮市にある兵庫県第一の古社で、天照皇大神荒御魂の御神誨により、神功皇后が武庫の地・廣田の国に創建されました。
京の都から西方にある特別に重要な神社であり、中世の貴族達は「西宮」と別称し、当社への参拝を「西宮参拝」、「西宮下向」と称しました。
境内総坪数は16,000坪と広大で4月上旬には約2万株のコバノミツバツツジ(兵庫県天然記念物)が境内一帯に咲きます。
京阪神地域では阪神タイガースが必勝祈願をするパワースポット神社として知られています。
ご利益:開運隆盛、子授安産、立身出世、勝運合格、厄災消除、交通安全、罪障祓滅、先導開拓
下八社 5、八坂神社(祇園)
住所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625 →Google Map
八坂神社(やさかじんじゃ)は、京都府京都市東山区にある神社で、御祭神は素戔嗚尊(すさのをのみこと)です。
素戔嗚尊は、日本神話に登場する神様で、暴風雨の神や厄除けの神として知られ、あらゆる災いを祓う神様として信仰されています。
天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟で、伊邪那岐(いざなぎ)命と伊奘冉(いざなみ)命の子です。
八坂神社の歴史は、斉明天皇2年(656)高麗より来朝した使節の伊利之(いりし)が、新羅国の牛頭山に降臨した素戔嗚尊をこの地に祀ったことに始まります。
本殿が国宝に指定され、境内外の社殿が重要文化財に指定されています。地域住民からは「祇園さん」と呼ばれ親しまれています。
八坂神社の神事で全国的にも有名なお祭り「祇園祭」は、日本三大祭の一つとされており、毎年7月1日から1ヶ月の間行われます。
疫病の退散を祈願して行われる御霊会(ごりょうえ)が起源で、貞観11年(869年)に始まったとされています。
なお、日本三大祭とは、八坂神社の祇園祭、大阪の天神祭、東京の神田祭です。毎年多くの観光客が訪れる、様々なご利益ある京都のパワースポットとして人気です。
ご利益:開運、厄除け、縁結び、美容、学業成就、家内安全、商売繁昌、五穀豊穣
下八社 6、北野天満宮(北野)
住所:〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町 →Google Map
北野天満宮(きたのてんまんぐう)は、京都府京都市上京区にある神社で、御祭神は学問の神様である菅原道真公(すがわらのみちざね)を祀る神社です。
北野天満宮は、平安時代中期の天暦元年(947年)に創建された神社で、永延元年(987年)に一条天皇から「北野天満宮大自在天神」の御神号を賜りました。
天神信仰の発祥の地で、全国の天満宮・天神社の総本社です。
菅原道真公は、5歳で和歌を詠み、33歳で学者として最高の文章博士に就任しました。また、優れた学者という領域の留まらず、政治家としても秀で、右大臣にまでのぼりつめました。
そんな貴族・政治家・学者として平安時代に活躍した菅原道真公を平安京の天門(北西)にあたる北野の地に菅公をおまつりし創建したのが北野天満宮の始まりです。
古来「北野の天神さま」と親しまれ、入試合格・学業成就・文化芸能・災難厄除祈願のお社として幅広く信仰されています。
北野天満宮は、歴史と伝統を誇る境内神域には、国宝御社殿をはじめ数多くの文化財があり、菅公も愛した春の梅苑、秋のもみじ苑など四季折々の京都の美しさが見どころです。
毎月25日の縁日では宝物殿の特別公開が行われ、境内には多くの露店が立ち並んでにぎわいを見せています。
ご利益:学業成就、合格祈願、厄除け、開運、金運向上、商売繁盛、福徳招来、職務繁栄、文化芸能
下八社 7、丹生川上神社(丹生)
住所:〒633-2431 奈良県吉野郡東吉野村大字小968 →Google Map
丹生川上神社(にうかわかみじんじゃ)は、奈良県吉野郡にある神社で、天武天皇の御代に奉斎された日本最古の水の神「くらおかみのかみ」、
、「罔象女神(みづはのめのかみ)」、「たかおかみのおおかみ」などが祀られています。
水源地の村、川上村は水を掌(つかさど)る神様に見守られています。
神社建築では全国的に珍しい、天に伸びるよう設えられた75段の屋根付き階(きざはし)は必見です。
歴史の渦に巻き込まれ、本来一社の「丹生川上神社」は江戸から大正時代にかけて三社になります。
上社・中社・下社からなる「丹生川上3社」は、上社は川上村、中社は1番山奥の東吉野村、下社は下市町にあります。
それぞれ神社から神社に移動するまでにも車で約30分~1時間前後かかる位離れた距離に位置しています。
三社めぐりの順番は、特に決まりはありません。
古の都 奈良の吉野で、日本最古の龍神を祀る丹生川上をめぐり、広大な水の力・無辺の神の力をお受けください。
ご利益:家内安全、海上守護、心願成就、縁結び、安産、勝運、交通安全、災難除け
下八社 8、貴船神社(貴布禰)
住所:〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180 →Google Map
貴船神社(きふねじんじゃ)は、京都府京都市左京区にある神社で、水の神である「たかおかみのかみ」を祀る神社です。
「たかおかみのかみ」は、日本書紀に登場する神で、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が火の神である軻遇突智(かぐつち)を斬った際に生まれたとされています。
水神を祭神としているため、水が濁らないようにという意味を込めて、「きぶね」ではなく「きふね」と発音します。
貴船神社は、全国に約500社ある貴船神社の総本宮です。 始まりは不詳ですが、約1300年前にはすでに社殿造替の記録があることから、日本でも指折りの古社に数えられます。
現在ある本宮から道沿いを北側に約15分ほど歩いたところに鎮座する奥宮(おくのみや)は、貴船神社創建の地です。
貴船神社の奥宮(おくのみや)は、室生龍穴神社(奈良県)や備前龍穴神社(岡山県)と並び、日本三大龍穴(りゅうけつ)のひとつがある、パワースポットです。
貴船神社本宮は、鳥居をくぐると両側に朱塗りの春日燈籠と石段があり、本宮へと続く「清めの石段」が参道として見どころです。
京都の奥座敷「貴船」に佇む貴船神社は、清々しい緑に囲まれた古社。
四季折々の美しい景色を求めてたくさんの参詣者が訪れます。
毎年5月1日から9月30日頃まで清流のせせらぎを間近に感じながら料理を楽しむことができる「川床」は貴船の夏の風物詩。
また、冬には雪化粧の社殿や山道が幻想的な景色を演出します。
ご利益:運気隆昌、縁結び、諸願成就